雨犬 A RAIN DOG / 未明編集室
雨犬 A RAIN DOG / 未明編集室
影はもしかすると記憶に似ていないだろうか……
忘れたり、
思い出したり、
落ちていたり、
落としてしまったり。
あるいは
影は光のこどもで、
記憶は時間のこどもで、
それらは等しく、この世界の木霊(エコー)だ。
——影と記憶が似ていることについての覚書 より
ぼくは雨犬。やがてきみの影になる。
柳本史さんの版画作品に着想を得た外間隆史さんが原案を書き、そこから膨大な数のスケッチが起こされ、物語が膨らみ、版画制作が開始された。絵本の、あたらしい形。
雨の日に拾われた老犬が、若きペンキ職人とニール・ヤングを聴きながらコーヒーを飲んで暮らすお話。
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『雨犬 A RAIN DOG』
版画:柳本 史 Fumi Yanagimoto
文:外間隆史 Takafumi Sotoma
発行所:未明編集室
刊行:2023年1月30日(2024年11月・4刷)
18×11.5cm/153頁
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